第54回日本武道学会弓道専門分科会企画について(令和3年度)

 令和3年9月11日(土)に、空手道専門分科会との共催で「空手道・弓道におけるICT活用の新たな試みと将来展望」を開催します。この企画は、日本武道学会第54回大会の空手道・弓道専門分科会企画として開催します。

企画について

 2020 年 1 月以降、全世界で流行が拡大した新型コロナウイルス感染症は、2021 年 6 月時点で未だ終息の見通しが立っていない。武道界においては、大会、審査、講習会といった主要行事が中止あるいは延期となり、個人レベルでの稽古も制限される状況が継続している。

 このように活動が大きく制限される状況下において、各武道種目においては、オンライン上での試合や講習会などの新たな試みによって、その活動を再開・継続しようとする取り組みが見られる。こうした取り組みは、コロナ禍においても一定の活動が継続できるといった利点があり、修錬者の励みとなるなどの効果があった。武道・スポーツにおける ICT 活用の加速化は、新 型コロナウイルス感染症の流行沈静化以降も継続していくと考えられる。

 そこで、本分科会企画は、空手道・弓道専門分科会での合同企画とし、各道における、コロナ禍における ICT 活用の試みを紹介すると共に、それに対する評価や課題などを提示する。そして、これらの情報及び知見を共有し、研究者間で議論を行い、空手道・弓道に留まらず、ポストコロナも見据えた武道の在り方や将来展望を考察し、研究の新たな視点を提供することを目的とする。

日時       :令和3911日(土)13001430

開催方法:Zoomを用いたリアルタイムでのオンライン開催

司会 麓正樹(東京国際大学)
1. 開会挨拶                    弓道専門分科会代表:松尾牧則(筑波大学)
2. 空手道の現状と対応状況             岡﨑紀創( 公益財団法人 全日本空手道連盟)
3. 弓道の現状と対応状況              五賀友継(国際武道大学)
4. 空手道における ICT 活用の新たな試みと課題   花田好浩(日本体育大学柏高等学校教諭)
5. 弓道における ICT 活用の新たな試みと課題    藤本秀夫(宇部フロンティア大学付属香川高等学校教諭)
6. 閉会挨拶                    空手道専門分科会 副会長 飯出一秀(環太平洋大学)

※ 弓道専門分科会会員の皆様には、後日Zoomへの入室方法などをお知らせします。
※新型コロナウイルス感染対策のため、Zoomを活用しての講演となります。空手道・弓道専門分科会会員以外でのご参加を希望される場合は、事務局までお問い合わせください。

 なお、本年の日本武道学会第54回大会は9月6日(月)ー12日(日)にオンライン上で開催されます。詳細については、日本武道学会HPをご覧ください。
http://www.budo.ac/

2021年08月12日