分科会概要

専門分科会 理事長挨拶

  理事長  髙坂 正治
合掌
 このたび、日本武道学会少林寺拳法専門分科会を設立することとなりました。関係者各位の多大なるご尽力・ご協力によって設立することとなりましたことに、深く感謝申し上げます。
 武道としての少林寺拳法は、人間形成を目指す教育として修養的あるいは鍛練的な目的を強く持っています。修練や大会においても相手を尊重する態度を「礼」という形に表すことは、人間形成にとってとても重要な要素を含んでおり、スポーツとは異なる部分があると考えられます。
 本分科会が会員の方々にとって有意義な場となるよう、努めてまいりたいと思います。多くの方が本分科会に参加し、教育研究の深化と活性化に関わって頂けることを願っております。
                           合掌再拝
分科会名
日本武道学会 少林寺拳法専門分科会
 (英語表記:Japanese Academy of Budo, Division of SHORINJI KEMPO)
分科会の設立背景
 少林寺拳法は「護身練胆」「精神修養」「健康増進」の三徳を兼備した人格を養う独自の教育システムを通して、老若男女を問わず生涯を通して楽しむことができます。また、平成20年3月改定の中学校学習指導要領において、保健体育で武道が必修になることが明記されて以降、一般財団法人少林寺拳法連盟では中学校武道必修化の充実に向けて授業展開・指導方法の研究に注力し、全国武道指導者研修会を通して学校教員や校外指導者に指導資格の普及を図るなど、熱心に教育活動を展開しております。
 このような取り組みを踏まえ、少林寺拳法専門分科会では、武道としての少林寺拳法が拳士や地域に与える効果・効能をはじめ、指導法の研究など理論と実技の融合をテーマに研究活動に取り組み、学術的なエビデンスに基づく研究成果を今後の少林寺拳法の発展に役立てていくため、設立に至りました。
学会活動
 これからの学会活動では、まず年1回開催される学会大会における研究発表に取り組みます。学会大会では「人文・社会科学」、「自然科学」、「武道指導法」、「ポスター」の4部門に分かれて発表や質疑が行われています。全国各地のスポーツ少年団などの地域型活動や中学・高校・大学等の学域、そして職域のクラブ活動等を通じて得られた少林寺拳法に関するデータ・考察を、他の学会・専門分科会と意見交換することで、時代の社会的ニーズに対応した指導者の養成と、将来に向けた少林寺拳法の在り方を探求していきます。
お問い合わせ先
〒170-0004
 東京都豊島区北大塚2-17-5
  一般財団法人少林寺拳法連盟 東京事務所 秋元宏介 宛
  E-mail:budogakkai.shorinjikempo●gmail.com
      (●を@に書き換えて送信してください)
設立
2022年9月4日   日本武道学会総会にて「日本武道学会 少林寺拳法専門分科会」の設立承認
名簿
理事名簿
  ※2023年9月5日 第1回少林寺拳法専門分科会にて承認。